Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

外来生物で聞く春の足音

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ミチタネツケバナCardamine hirsuta ), 外来

撮影地:岐阜県南部 ( 2018. 2. )

 

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オオイヌノフグリVeronica persica ), 外来

撮影地:岐阜県東部 ( 2018. 2. )

 

 立春を過ぎてもまだまだ寒くて、こちらは雪が降ったりしていますが、生物は季節の変化を感じているようです。

やっと植え替え終わり

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ミチタネツケバナCardamine hirsuta ), 外来

 夏ごろに蒔いた種たちが発芽して、だいぶ育ってきたので、最近はずっと植え替え作業をしていました。上の写真は、左右ともミチタネツケバナC. hirsuta ) だと思うんですが・・・。便宜上、右の実生をNo.18、左をNo.19と呼びます(うちでは採取した順番に番号を振っているので)。

 

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右側の矢印:No.18の親、左側の矢印:No.19の親

 どちらも果実ができ始めているので分かりにくいですが、No.18はNo.19に比べて花が大きく見えます。この違いは次世代にも受け継がれるのか、実生を育てて確認してみます。

 

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↑ No.18(全体)岐阜県東部、林内の沢で採取。

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↑ No.19(全体)岐阜県東部、林道脇で採取。

やはり水草が熱い

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ガシャモク ( Potamogeton lucens ) 水草展2017にて

 近頃は、希少な水草の新産地の報告が続いているようで、水草好きとしては嬉しいです。自分が住んでいる地域では、水草は無関心どころか、どちらかというと悪者扱いされているくらいなので、こういうニュースで水草の印象が良くなるといいな~。

 

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こちらは、ササバモ ( P. wrightii )。岐阜県長良川の支流にて。

 ガシャモクに似た葉っぱを持ちますが、葉柄がはるかに長くなります。また、水草としてはそれほど珍しい種類ではないようです。陸生形になったり、幅広い環境で生育できるからでしょうか。

 

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インバモP. × inbaensis )。自宅にて。

 ガシャモクとササバモの交雑種。葉柄が両者の中間位の長さになります。ガシャモクと同じく野生のものは超希少ですが、観賞魚店等で時々売っています。こちらも、10年位前に購入したもの。うちの水槽の環境が合っているのか、もともと丈夫な性質なのか、放置していると、水槽を埋め尽くす程生長します。

プシューケー

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 私はネジバナも枯らすくらい、ランの栽培が下手くそなんですが、こちらは何とか維持できている株の一つ。今年の冬から育てていて、ついに花が咲きました。購入時の情報によれば、Psychopsis krameriana らしいです。うちでは湿度の確保優先でガラス水槽に閉じ込めているため、あまり空気の流れない環境ですが、案外大丈夫なもんですね。

また水草

 最近、自分の中で水草熱が再燃しております。

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撮影地:山梨県本栖湖 ( 2017. 8. )

 湖底をもやもやしたものが覆い尽くしていますが、すべてシャジクモ類。ぱぱっと見た感じ、ヒメフラスコモ ( Nitella flexilis ) のようで、最も深いところでは水深20 m 辺りまで群落がありました。このポイントでは、他の沈水植物はより浅い水深までしか生育せず、深場では最優占種となっていました。いわゆる「シャジクモ帯」っていうやつです。

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 もう少し浅い所では、維管束植物と一緒に生えていました。上の写真で、セキショウモの周りでもやもやしているものが、ヒメフラスコモです。

 

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 こちらは別のポイントで、水深15 m 辺りで見つけたもの。これはちゃんと形態を観察していませんが、シャジクモ ( Chara braunii ) かな?水深的に、深い所に生える系統でしょうか。

 

 今回自分が本栖湖で見つけた沈水植物を、メモ的に・・・

・シャジクモ? ・ヒメフラスコモ

セキショウモ ・クロモ

・エビモ ・センニンモ ・エビモ×センニンモ?

・ホザキノフサモ?

(?付のは同定に自信無し)

 

 遊びで行っただけなので、ざっと目についたものだけですが、もっとじっくり探せば他にもいろいろ見つかるかもしれません。