Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

やはり水草が熱い

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ガシャモク ( Potamogeton lucens ) 水草展2017にて

 近頃は、希少な水草の新産地の報告が続いているようで、水草好きとしては嬉しいです。自分が住んでいる地域では、水草は無関心どころか、どちらかというと悪者扱いされているくらいなので、こういうニュースで水草の印象が良くなるといいな~。

 

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こちらは、ササバモ ( P. wrightii )。岐阜県長良川の支流にて。

 ガシャモクに似た葉っぱを持ちますが、葉柄がはるかに長くなります。また、水草としてはそれほど珍しい種類ではないようです。陸生形になったり、幅広い環境で生育できるからでしょうか。

 

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インバモP. × inbaensis )。自宅にて。

 ガシャモクとササバモの交雑種。葉柄が両者の中間位の長さになります。ガシャモクと同じく野生のものは超希少ですが、観賞魚店等で時々売っています。こちらも、10年位前に購入したもの。うちの水槽の環境が合っているのか、もともと丈夫な性質なのか、放置していると、水槽を埋め尽くす程生長します。

プシューケー

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 私はネジバナも枯らすくらい、ランの栽培が下手くそなんですが、こちらは何とか維持できている株の一つ。今年の冬から育てていて、ついに花が咲きました。購入時の情報によれば、Psychopsis krameriana らしいです。うちでは湿度の確保優先でガラス水槽に閉じ込めているため、あまり空気の流れない環境ですが、案外大丈夫なもんですね。

また水草

 最近、自分の中で水草熱が再燃しております。

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撮影地:山梨県本栖湖 ( 2017. 8. )

 湖底をもやもやしたものが覆い尽くしていますが、すべてシャジクモ類。ぱぱっと見た感じ、ヒメフラスコモ ( Nitella flexilis ) のようで、最も深いところでは水深20 m 辺りまで群落がありました。このポイントでは、他の沈水植物はより浅い水深までしか生育せず、深場では最優占種となっていました。いわゆる「シャジクモ帯」っていうやつです。

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 もう少し浅い所では、維管束植物と一緒に生えていました。上の写真で、セキショウモの周りでもやもやしているものが、ヒメフラスコモです。

 

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 こちらは別のポイントで、水深15 m 辺りで見つけたもの。これはちゃんと形態を観察していませんが、シャジクモ ( Chara braunii ) かな?水深的に、深い所に生える系統でしょうか。

 

 今回自分が本栖湖で見つけた沈水植物を、メモ的に・・・

・シャジクモ? ・ヒメフラスコモ

セキショウモ ・クロモ

・エビモ ・センニンモ ・エビモ×センニンモ?

・ホザキノフサモ?

(?付のは同定に自信無し)

 

 遊びで行っただけなので、ざっと目についたものだけですが、もっとじっくり探せば他にもいろいろ見つかるかもしれません。

水草展行ってきた

 科博の筑波実験植物園で開催中の、水草展2017に行ってきました!

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なかなかお目にかかれない超希少な水草や、

 

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現在は栽培が禁止されている特定外来生物等を間近で見られる、貴重な経験をしました。欲を言えば、シャジクモ類等の大型藻類も扱ってほしかったですが、そこまで含めるとさすがにマイナーすぎるか・・・。あの辺も絶滅危惧種が多いんですよね。

 会場の展示によれば、日本の水草の約40%は絶滅が危惧されているそうです。一方で、特定外来生物に指定されている植物13種のうち9種が水草です。減っているのも水草、増えているのも水草。問題なのは、前者が在来、後者が外来生物ということですね。

 

 会場では、某A〇Aみたいなレイアウト水槽も展示されていて、きれいで癒されます。個人的に、ああいうのはあまり興味は無いですが、そこから「水草ってきれい!」と水草の事が好きになる人が増えれば、一水草好きとしては嬉しいです。

 私はどちらかというと、水草の生息環境を再現した水槽が好きで、特にこの水田水槽。

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この再現度、すごすぎ。本当に田んぼの一部を切り取ってきたみたいです。私も水田で採取した植物をいくつか育てていますが、こういうのも作ってみたいです。実際の野外では、ここまで水草が豊富な水田は滅多に無いのが寂しいですね。

 

 帰りに、水草展オリジナルのバイカモトートバッグを買っちゃいました。

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生のバイカモと一緒に ( 岐阜県内にて )。

これはいいバッグカモ~。

 

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 在来水草と外来水草の関係について、水草展でも展示がありましたが、このバイカモ生息地でも、オランダガラシが一緒に生えていました。

 

 水草展2017は、8月20日まで筑波実験植物園で開催しているそうです。こういった企画で水草に興味を持つ人が増えて、身の回りの水草達の現状を考えるきっかけになればいいなと思います。

久々のもりちゃ

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モリチャバネゴキブリBlattella nipponica ), 在来

撮影地:愛知県渥美半島 ( 2017. 7. )

 撮影をした森林では、結構高密度で見つかりました。以前なら何匹か持ち帰って飼育したところですが、今は飼育に手が回らないので、採取は止めました。本種は産地ごとに飼育して比較すると、奥が深そうで面白いですけどね~。愛知県某所で採取した集団は、他の産地と比べて落ち着きがなく、少し刺激を与えただけで、成虫も幼虫も上を下への大騒ぎになっていました。そのため、世話が大変でしたが・・・。系統によって性格(と言っていいのか?)が異なることもあるんでしょうか。