Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

渥美半島のダム湖

 渥美半島ではもう一つお目当ての生物、ハビコリハコベを探しに某ダム湖に行ったんですが、全く見つからず・・・。

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撮影地:愛知県渥美半島 ( 2016. 7. )

 代わりにはびこっていたのはハゼの仲間。なぜかものすごい密度でいました。

 

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 小さい個体ばかりでしたが、ウキゴリっぽいかな?元から生息していたのか、放流されたものかは分かりません。

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 水深の浅い所は、夏の日差しで水温がお湯みたいになっており、素手で捕まえられるほど弱っている個体もいました。

 

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 ハビコリハコベに限らず、水生植物自体少ない印象でした。一般人が入れない所ではもっと見つかるんでしょうか。上の写真は、水路に生えていた在来種のミズユキノシタ ( Ludwigia ovalis )。よく似た外国産の種で、アメリカミズユキノシタ ( L. repens ) やセイヨウミズユキノシタ ( L. palustris ) がいるようですが、これらは葉が対生することで区別できるらしいです。

名も知らぬ遠き国より

 もう去年の話になってしまいましたが、愛知県の渥美半島に行ってきました。

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バクヤギク ( Carpobrotus cf. edulis ), 外来

撮影地:愛知県渥美半島 ( 2016. 7. )

 今回のお目当てのひとつ。渥美半島の先端部に定着しているらしいです。栽培されているような株も見られました。写真の花は小さなアリが入っていますが、昆虫に利用されることもあるんでしょうか。一応、ブルーデータブックあいち2012に従って " バクヤギク " としていますが、写真の株は明らかに花が小さいです ( C. edulis は花の直径が8~10 cm になるらしい )。

 C. edulis は同属他種と交雑することが示唆されており、交雑種は形態形質が多様になるらしい ( Albert, et al. 1997, Gallagher et al. 1997 ) です。また、ブルーデータブックには、単一系統のためか結実しないと書かれていますが、Suehs et al. ( 2004 ) は、C. edulis が自家受粉等により結実することを示唆しています。うーん、では、渥美半島に生えていたこの植物は何者なんでしょう。同属他種にも似たようなのはいるみたいなので、この写真だけでは、はっきりしたことは何も言えませんね。葉っぱの特徴とかもよく見ておけばよかった・・・

 

 ちなみに、同じく日本に帰化しているハマミズナ科の一種(Delosperma cooperi ?)もピンク色の花を付けますが、花弁の形や、花の中心部の色等が異なります。

参考 ↓

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おまけ

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ツルナ ( Tetragonia tetragonioides )

撮影地:愛知県渥美半島 ( 2016. 7. )

 バクヤギク等と同じく、ハマミズナ科の植物。日本では在来生物ってことでいい・・・のかな(調べてない)。浜辺に行くと、時々見つかります。渥美半島では普通種らしく、たくさん群落がありました。ちなみに、食べれます。

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帰化している方々と同じ科なのかっていうくらい、花は小さくて地味。

 

参考文献

Albert M. E. D' Antonio C. M. and Schierenbeck K. A. 1997, Hybridization and introgression in Carpobrotus spp. ( Aizoaceae ) in California.Ⅰ. Morphological evidence, American Journal of Botany, Vol.84 (8): 896-904.

Gallagher K. G. Schierenbeck K. A. and D' Antonio C. M. 1997, Hybridization and introgression in Carpobrotus spp. ( Aizoaceae ) in California Ⅱ. Allozyme evidence, American Journal of Botany, Vol.84 (8): 905-911.

Suehs C. M. Affre L. and Médail F. 2004, Invasion dynamics of two alien Carpobrotus ( Aizoaceae ) taxa on a Mediterranean island:Ⅱ. Reproductive strategies, Heredity, Vol.92 (6): 550-556.

瀧崎吉伸・芹沢俊介, 2012, バクヤギク, 愛知県編, ブルーデータブックあいち2012 付属資料編, p.133.

林 弥栄監修, 門田裕一 改訂版監修, 2013, 増補改訂新版 野に咲く花, p.294, 山と渓谷社.

BMSBs feed on lamiaceae plants

クサギカメムシHalyomorpha halys ), 在来

撮影地:岐阜県東部 ( 2016. 10 )

Brown Marmorated Stink Bug, Native ( in Japan )

Location: East of Gifu Pref. ( Oct. 2016. )

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H. halys feeding on Thymus longicaulis.

 

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Feeding on Mentha spicata.

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The apical shoot was shrunk by H. halys feeding.

普通種だった

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ベニバナボロギク ( Crassocephalum crepidioides ), 外来

撮影地:岐阜県東部 ( 2016. 9. )

 今年の春に、購入したランの鉢に混ざって生えていた株を育てていましたが、目が慣れると、うちの近所にもたくさん生えていたことが分かりました。水気の多い林縁に群落を作ってる印象でした。

 

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 うちで育てていた株も茎に微毛があり、C. crepidioides と断定していいのか疑問がありましたが、野外で見つけた株達も同様に毛が生えていました。白くて小さ~い毛が写っているのが分かるでしょうか・・・?微毛は茎の上部に多く、茎の下の方は無毛になっていました。

 

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生育環境 その1 側溝内から生えています。

 

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生育環境 その2 右側が林になっています。

 

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ノミハムシ類の何か?っぽいものがいました。何か食べていたんでしょうか。

許可出ました

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アジアジムグリガエル ( Kaloula pulchra ), 特定外来

 特定外来生物飼育の許可が出ました~。申請書を出してから3週間位で許可証が届きました。これで手続きが終わりではなくて、これから「様式第7」に写真を付けて、また提出しないといけないらしいです。様式第7って「数量の増加・減少の届出」とか書いてあるので紛らわしいんですが、新規の場合にも提出するってことなのかな・・・?