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Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

八重の菊

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Coreopsis sp. 外来, 2014. 6. 岐阜県東部

 八重咲きのオオキンケイギクかと思ったんですが、後で撮った写真を見返していたら「なんか茎葉が多くね?」とか思って、もう一度よく確認に行きました。その結果、写真の株だけでなく、この地域一帯で見られる株が、オオキンケイギクC. lanceolata ) と同定できるか怪しいものでした。以下、近所で見られるCoreopsis sp. の特徴です。

 

・茎葉は普通3, 4対以上。

・花を付けている株では、根生葉は少ないか、枯れている。

 

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根生葉が残っている株 2014. 6. 岐阜県東部

 

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根生葉がほとんど無い株 2014. 6. 岐阜県東部

 

 これに対して、環境省の同定マニュアルで紹介されているいくつかの検索表 からオオキンケイギクの特徴をまとめると、

 

・葉はほとんどが茎の基部に付き、茎の中間、上部では少ないか、ほぼない。

 

という感じなので、近所のCoreopsis sp. はオオキンケイギクとは言えないのではないか・・・と思います。先日オオキンケイギクC. lanceolata ) として当ブログで紹介した株も、再び確認に行ったところ、同様の特徴を持っていたため、当該記事をちょっと修正しました。なるべく誤同定はしないように気を付けていたんですが、さっそくやってしまいました。ご迷惑おかけしました・・・

 私が現在住んでいる市では、オオキンケイギクの駆除を推奨しています。そのため、私も「道路沿いに生えている黄色い花」をオオキンケイギクだと脊髄反射的に決めつけてしまっていました。元来そういうのは嫌いなんですが、自分がその状態に陥ってしまったとは・・・あまり偉そうなことは言えませんね。

 じゃあ結局どの種なのよというと、私にはよく分かりません。検索表とにらめっこしてると、ホソバハルシャギクC. grandiflora ) が一番近い気がするんですが。「長い」とか「短い」とか感覚的な部分は、同属他種をいくつも比較していないと分かりません。

 

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オオキンケイギク・・・っぽい株 2014. 6. 岐阜県東部

根生葉がたくさん生えているように見えますが、引っこ抜いてみると、花を付けている株とは別株のロゼットでした。密集しているとまぎらわしいです。

 

 一応最後に、八重咲きについてですが、気を付けて探すと結構見つかります。大抵、群落の中にいくつか混ざって生えています。ぼんぼんみたいに分かりやすいものから中間的なものまであるので、通常型と交雑している可能性があります。

 

参考文献

環境省, " 特定外来生物同定マニュアル(植物)詳細PDF版 " 外来生物法,  http://www.env.go.jp/nature/intro/4document/manual/shokubutsu2.pdf , 参照 2014 - 6 - 8.