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Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

カタバミとダニと病気と菌と

Oxalidaceae

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ムラサキカタバミOxalis corymbosa DC. ), 要注意外来, 2014. 6. 愛知県西部産

 うちで栽培しているムラサキカタバミが、6月末頃にやっと開花しました。野外では5月ごろから開花が始まるので、やや遅かったですね。開花が遅れた理由の一つは、恐らく葉っぱに付いているこれかなと思います。

 

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 今、うちでダニが大発生し、栽培している植物に寄生しています。上の写真の、赤褐色の点がそのダニです。コンクリート上などを歩き回っているダニの類とは異なり、葉に付いたままほとんど動きません。このダニが付くと、葉が縮れ、白い斑点が無数に出ます。この症状はダニ自体に因るものなのか、ダニが媒介する病原体に因るものなのかは知りません。同様の斑点を付けたムラサキカタバミは、野外でもたまに見かけます。

 

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葉の裏にもダニは付き、さらにカビのようなものも生えました。このカビ(?)は今のところ、ムラサキカタバミの葉裏でしか確認していません。これもやはり、野外に生育する株でも見たことがあります。

 

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 ダニの方は、特に宿主への特異性は無いようで、アメリカスミレサイシン ( V. sororia ) にも付き、やはり同様の症状を引き起こしています(ただし、サトイモ科やカンアオイ類には付いていないようでした)。スミレの方はアブラムシも付いていたため、葉っぱがかなり悲惨な状況になりました・・・

 

 野外ではこういった寄生者や病原体等も含めて生態系の一部であり、それぞれが互いに数を調節し合っていると思うのですが、人工的な環境下だと、生物同士のバランスをとるのが難しいですね・・・

 

参考文献

清水矩宏・森田弘彦・廣田伸七, 2011, 日本帰化植物写真図鑑 第6刷, pp155, 全国農村教育協会.

環境省, " 要注意外来生物に係る情報及び注意事項 ", 外来生物法,  http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/caution/detail_sho.pdf , 参照 2014 - 7 - 13.