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Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

ヒバカリの食性

 図鑑等には、ヒバカリ ( A. vibakari ) のエサはカエルや魚、ミミズと書かれていることが多いです。まあそれは実際に確かで、うちのヒバカリも、カエル・オタマを中心に、小赤や小さなアジ・タラの切り身・ミミズを食べています。ただ、胃の中からトカゲが出てきた例もある ( Hasegawa 1990 ) ため、自然下では他のエサも食べている可能性があります。

 ちょうど冷凍庫にキタカナヘビ ( Takydromus septentrionalis ) の子供を冷凍保存してあったので、試しにヒバカリに与えてみました。

 

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はい、普通に食べました。

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別の個体も躊躇なく食べました。あ、念のために言うと、もちろんにおい付けはしてません。与え方は普段通り、ピンセットでつまんで目の前で揺らしました。ちなみに、においが気に食わない場合はいくらエサを動かしても、彼らは食べようとしません。このことから、ちゃんと食べ物として認識してくれたのだと思います。

 他に変わった餌としては、トウキョウサンショウウオ ( Hynobius tokyoensis ) の亜成体を一度だけ食べさせたことがあります。同じ両生類なので、ヘビにとってはカエルと同じ感覚なのかもしれませんが、あまりカエル以外の両生類を食べたっていうのは聞かないですね。わざわざサンショウウオをエサに使う人もあまりいないかと思いますが・・・

 

 もっとも、これは飼育下という特殊な環境だからとも考えられるので、このことから野生の個体が積極的にトカゲを追い回しているとは言えません。ただ、条件によっては食べる可能性があるという程度には言えるんじゃないでしょうか・・・

 

参考文献

Hasegawa M. 1990, Ecological Notes on the Introduced Population of the Snake Amphiesma vibakari on Miyake-jima, the Izu Islands, Japan, Natural History Research 1: 81 - 84.

高田榮一・大谷勉, 2011, 原色爬虫類・両生類検索図鑑, 北隆館