Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

大和

f:id:sauerklee:20140810104715j:plain

ヤマトゴキブリPeriplaneta japonica Karny 1909 ), 国内移入, 茨城県南部産

左:メス、右:オス 東北から中国地方では在来種ですが、北海道の個体群は移入の可能性があるとのことなので、ここでは「国内移入種」として扱います。

 

 飼育していた個体がお亡くなりになったので、標本にしました。肢やら触角が欠けているのは、回収する前に別の個体にかじられたからです。メスは翅が短く、(屋内性の種の中では)独特な外見なので、分かりやすいと思います。私がゴキブリに興味を持ち始めたばかりの頃は、ヤマトのオスとクロゴキブリ ( P. fuliginosa ) の違いが全く分からなかったのですが、今では大きさや体型から、一目で区別できるようになりました。本当はここでクロゴキブリとの比較画像が出せればいいんですが、私がクロの写真を撮れてないので、細かい比較はまたの機会にします。

 

 日本に在来の屋内害虫・・・のはずですが、実は私は、あまり本種を屋内で見たことがありません。

f:id:sauerklee:20140706014854j:plain

2014. 7. 茨城県南部

 こんな感じで、街路樹周辺でよく見かけます。密度の高いところでは、夜に樹液や鳥の糞を食べていたり、街路樹の洞に隠れているのを簡単に見つけることができます。

f:id:sauerklee:20140706015115j:plain

 求愛行動  動き回るのでうまく撮れず・・・オスが必死に翅を上げていましたが、メスは無視。こちらがライトを当てていたせいかもしれません・・・

 

参考文献

朝比奈 正二郎, 1960, 邦産家住性ゴキブリの学名の整理, 衛星動物 11 (4): 188 - 190.

三原 實, 2003, 屋内害虫の同定法 (4) 網翅(ゴキブリ)目, 屋内害虫 25(1): 35 - 50.