Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

 水入れをどかしたら、その下できれいな円になって寝ていました。

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 お店にいたときは、他のお客さんから「こんなの庭にいるよ~」とか鼻で笑われていましたが、ニホンカナヘビ ( Takydromus takydromoides ) ではなく、キタカナヘビ ( Takydromus septentrionalis ) という種です。全長は平均的なニホンカナヘビよりも大きくなりますが、ほとんど尻尾なので、この状態で直径5 cm ほどです。写真の個体はメスで、冬は全身茶色ですが、気温が上がれば、体の両側が黄緑色になります。

 生息地域は中国南部で、緯度としては日本の九州から南西諸島に当たります。生息地では、冬の気温が氷点下になることもあるようですが、無加温での飼育は避けた方が無難だと思います。初めてこの種を飼い始めた時、5月初旬だったんですが、無加温だったところ、次々に死んでいきました。ヒーターで温めるようになったら、死ななくなったので、低温が原因の可能性が高いと思います。現在は、最低気温が10℃を下回る期間はパネルヒーターを使っています。

 うちでは、冬は「休眠」期間を設け、1~2か月、餌を全く与えません(絶食期間は、体型をチェックしつつ、変えています。生理的な休眠をするわけではないようで、温度を下げていても痩せていくので)。「休眠」期間中は、気温が10~15℃くらいになるようにします。もっとも、一時的であればそれより低温に曝しても平気なので、厳密には管理していませんが。一応、保険的にパネルヒーターで一部を20℃位にしていますが、あまりヒーターの上にいないので、無くてもいいかもしれません。

 温度を上げて「休眠」を解除したら、オスとメスを一緒にすれば、交尾をします。

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去年の交尾の様子。衣装ケースのケージごしに撮影したので、見づらいですが。

 実は、私はここから先が苦手で、繁殖方法を確立できていません。去年得られた卵は、受精率も悪く、受精していた卵も、孵化直前あたりで死んでしまいました。今年は親の栄養状態や卵の保管方法を改善してみたいと思います。

 上の方で書いた飼育方法も、飽くまで自分の経験則に基づいたものなので、もっと改善の余地はあると思います。参考にされる方は、その辺にご注意ください。・・・こんなトカゲを喜んで飼う人間が自分以外に何人いるかは知りませんが。