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Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

60cm の生態系

趣味

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 うちの熱帯植物用水槽内です。この水槽はもう2年間ぐらい、気まぐれ的に水を撹拌させる以外ほとんど何もしないので、石に様々な生物が付着し、基質が見えなくなっています。肉眼で見ただけでも、複数の生物が重なり合って生育していることが分かります。いわゆるバイオフィルムですね。

 中心に写っているのは、ミズムシの仲間でしょうか。私にはこの類の同定の仕方が分かりませんが。野外では、このような小型の甲殻類は、夜間に活動しているのを見られますが、この水槽内では捕食者がいないせいか、日中から堂々と歩き回っています。余談ですが、私にとって、「ゲジ」は Thereuonema tuberculata 以外の何物でもないので、この動物をその名で呼ぶことはしません(ちなみに、藻類を「コケ」と呼ぶのも抵抗があります。まあどうでもいい拘りだというのはわかるんですが)。

 水槽内は、水深や光強度等が異なる、様々な環境ができるようにしてあり、狭い水槽内でも、藻類たちがそれぞれ適した環境に棲み分けています(うちの水槽の場合は明るい浅瀬にシアノバクテリア、深場の暗い場所に珪藻といった具合に)。この棲み分けは今のところ安定しており、特定の種類だけが水槽を覆い尽くすということは起きていません。

 これらの生物は、通常多くのアクアリスト達に嫌われており、某「ネイチャー」を自称する水槽でもすぐに排除されてしまうようです。人によっては、このような光景は我慢ならないと思いますが、私はこういう小さな生態系を見るのが大好きです。

 

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 水上部はこんな感じです。見た目よりも、それぞれに適している(と経験上思われる)場所に植物を配置するようにしています。その辺の草むらを切り取ってきた感じですが、これでも最近植え替えを行ったため、すっきりしている方です。植物は、一応ポットや植木鉢に植えてありますが、基本的に好きなようにさせているので、そこから飛び出して、勝手に生長しているものもいます(もちろん水槽内での話)。いずれは藻類と同様に、それぞれ適した場所に群落を作ってくれるのが理想です。

 この水槽は、微生物や小型の動物達によってバランスが保たれているので、魚のような比較的大型の捕食者がいません。私はその現状でほぼ満足なのですが、1つだけ、私自身にとって大きな問題があります。それは、ここがカの繁殖場になっていることです。今度、食虫植物でも入れてみようかな・・・