Gardens for Aliens

嫌われ者のフィロソフィ

戦いの行方

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撮影地:岐阜県東部 ( 2015. 6. )

 アレチヌスビトハギ ( Desmodium paniculatum ) かな?撮影した時点では、まだ小さな株でした。

 ここは某幹線道路沿いで、少し前までオオキンケイギクが群落を作っていた場所です。最近、大規模な駆除作業が行われたらしく、現在はほとんど見られなくなりました。自分が見た限り、オオキンケイギクだけが選択的に引き抜かれているように見えました。それにしても、去年まで、この地点にアレチヌスビトハギは生えていなかったように記憶しています。記録ではなくて記憶なので、全くあてにならないものですが・・・

 この道路沿いでは、広範囲のオオキンケイギクが駆除されたことで、突如空いたニッチが出現しました。飽くまでただの予想ですが、これからこのニッチを巡って、植物同士の競争が起きると思います。最終的には、このニッチに適した別の種が、また群落を作るのでしょう。が、自分は駆除前の状態を記録していなかったので、そういった変化が起きても、確かな評価ができません。

 本来ならば、駆除を行う者が事前に植物相の調査をして(贅沢を言えば、他の生物相も)、駆除後の遷移もモニタリングするのが理想だと思うんですが・・・まあやってないでしょうね。それにかかる時間や手間、お金を考えたら難しいことも分かります。

 しかし、「特定の外来生物を除去したことによる、生物相の変化」を記録できれば・・・純粋に面白そうなデータが取れそうってのもありますが、「駆除の影響」を検証するのにも役立つと思います。

 もしも、「ある外来生物を駆除したら代わりに別の外来生物が大繁殖しました」なんてことになったら、何のための駆除なんだか分かりません。